いつでも自由に人目を気にすることなく楽しめる、自分だけのサウナ・・・憧れですよね。

昨今のサウナブームで家庭用サウナに注目が集まっています。

いざ、設置したり購入して「こんなはずじゃなかった・・・」なんてことにならないように、家庭用サウナの種類やメリットデメリットを理解しておきましょう。

家庭用サウナの種類を知っておこう

サウナ施設

まずは、家庭用のサウナにはどんな種類があるのか?を見ていきましょう。

メリットデメリット
屋内サウナいつでも自宅でサウナを楽しめる
維持がしやすい
設置場所が必要
屋外サウナ(据え置き)薪ストーブが設置できる
本格的なサウナを楽しめる
広いスペースが必要
メンテナンスが必要
屋外サウナ(テント)持ち運びが可能
自宅以外でも楽しめる
使うたびに準備が必要

屋内サウナ

インドアサウナゆったり4名用

自宅用のサウナ、と言えばこんなタイプを指すイメージですね。

自宅にこのタイプのサウナを設置すれば、いつでも好きな時に人目を気にすることなくサウナを楽しむことができます。

一人から二人用の小さなサイズはもちろん、四人くらいまで入ることのできるサイズのものまであるので家族で楽しむことも可能ですね。

また、コスト面に関しては初期費用はかかるものの、一度導入すれば電気ストーブの維持費は電気代だけですみますしメンテナンスにもあまり手間はかかりません。

屋外サウナ(据え置き)

バレルサウナぴったり2名用

据え置きタイプの屋外サウナは、複数人で楽しむことができるものが多く屋上やお庭に設置することも可能です。

もちろん、設置するスペースはそれなりに必要となってきますが薪ストーブを使う本格的なサウナも設置可能なので、こだわる人は屋外を選ぶことが多いですね。

ただ、薪ストーブは薪の準備や灰の片付けなど、メンテナンスに手間がかかります。

屋外サウナ(テント)

ロウリュ用サウナテント[kajaani(カヤーニ)]

テントタイプの屋外サウナは、持ち運びすることができるのでキャンプなどにも持っていくことが可能です。

自然の中でサウナを楽しみ、水風呂の代わりに川や海を利用することもできます。

また、電気ストーブではなく薪ストーブが主流なのでより本格的なサウナを味わうこともできますね。

ただ、テントタイプは、使用するたびに準備や後片付けが必要となってきます。

家庭用サウナのデメリット・メリットは?

家庭用サウナについて、どんなデメリットとメリットがあるのか?を見ていきましょう。

メリット①いつでもサウナが楽しめる
②自分なりのアレンジができる
③自宅にいる楽しみが増える
④毎回の入浴料がかからない
デメリット①初期費用がかかる
②設置が可能な環境やスペースが必要
③カビ予防など自分でメンテナンスをする必要がある
④温度設定の準備に時間がかかる
⑤水風呂の確保が案外難しい

メリット①:いつでもサウナが楽しめる

自宅にサウナがあれば、いつでも楽しむことができます。

施設によっては人気が高く、混雑していたりして入りにくいと感じることもあるかもしれません。

人のマナーが気になる場合も・・・。

また、病気や手術などで人目が気になるような場合もそういった点を気にすることなく楽しむことができますね。

自分だけの空間、を味わえるとても有効な時間となりますね。

メリット②:自分なりのアレンジができる

自宅にサウナを設置できると、自分好みに温度を調整したり好きなタイミングでロウリュもできますし好みのアロマ水を使うこともできます。

屋内の据え置きだと、テレビを設置して映画や音楽など楽しみながら入ることもできますし自分に合わせてカスタマイズのバリエーションが非常に幅広いですね。

メリット③:自宅にいる楽しみが増える

冬などは、インフルエンザなどが流行し自宅に籠る人も多いかと思います。

自宅でただ籠るのではなく、サウナがあれば全然気持ちが変わってきますね。

サウナは、発汗することでストレスを緩和してくれる効果も期待できるため、ただ自宅にいるより遥かに楽しみが増えます。

メリット④:毎回の入浴料がかからない

サウナ施設へ出かけると、交通費や入浴料金など様々なお金がかかってしまいます。

自宅にサウナを設置すれば、電気ストーブだと電気代、薪ストーブだと薪代のみかかってくるので施設利用料と比べてとてもお得です。

平均的なストーブのコストは、以下のような金額です。

1回
(1時間あたり)
月額
(週3回利用の場合)
月額
(毎日利用の場合)
電気ストーブ100円1,200円3,000円
薪ストーブ530円6,360円15,900円

デメリット①:初期費用がかかる

毎回のコスト面を考えるととてもお得ですが、設置するための初期費用はどうしても大きな金額が想定されます。

電気ストーブですと、100Vから200Vへの変換工事が必要になる可能性も。

主に想定される初期費用は以下のような金額です。

電気
本体価格40万円~が多い
※煙突代含
40万~
※平均的な価格
電気工事費用3万円程度
配線工事費用10万円程度
合計40万円~53万円~

デメリット②:設置が可能な環境やスペースが必要

自宅にサウナを設置するには、スペースはもちろん環境も整える必要があります。

消防法では、『天井付近の温度が110度を超えてはいけない』ということが書かれています。

自宅用サウナでは、あまり高温になりすぎるものは火災の危険性があるため要注意。

また、『電気用品安全法』をクリアした『PSE』マークがついたものを選ぶなど安全への配慮が必要です。

デメリット③:カビ予防など自分でメンテナンスをする必要がある

自宅用サウナは、準備も片付けもメンテナンスも自分で行う必要があります。

DIYが好きな人ですと、こういった作業はあまり苦にはなりませんがお片付けが好きでない人は手間に感じることもありますね。

また、ロウリュを行うと湿度が上がるため、カビの発生が考えられます。

屋外のバレルサウナの場合は、カビ予防のためにサーモウッド加工するケースもあり、初期費用が上がってしまうことも。

デメリット④:温度設定の準備に時間がかかる

電気ストーブは、スイッチを入れるだけでサウナに入ることができるわけですがスイッチを入れてからサウナ室が温まるまでには時間がかかってしまいます。

屋外サウナだったとしても、薪を準備して燃やして・・・と時間がかかりますね。

いざ入ろうとしてから実際にサウナに入ることができるまで、30~40分程度はかかると想定されます。

思い立ったらすぐに入れるわけではないことを、理解しておく必要がありますね。

デメリット⑤:水風呂の確保が案外難しい

通常使用している浴槽を、水風呂にしてしまえば・・・と思うのですが、それをしてしまうと家族が困ってしまうケースもあります。

それに夏場だと水風呂の温度も下がりにくく、しっかりと体に温度変化を与えられることができません。

サウナに入るなら、やはり『ととのう』を感じたいところですが、水風呂の確保が難しいことも想定されます。

家庭用サウナで後悔しないためのポイント

家庭用サウナを購入する前に、後悔しないためのポイントを確認しておきましょう。

自分の環境や目的にあった手段を選ぶ

まずは、自宅に合わせて考えることが重要です。

「サイズは合っているか?」「サウナが設置できる環境であるか?」など十分確認しましょう。

また、自分の目的は何か?好みは?に合わせて考えることも大切です。

「ととのいたい」場合は水風呂の設置も合わせて考え、「ロウリュがしたい」場合はロウリュ可能なストーブを選ぶ、など。

必要性と、自宅の条件に合わせて選ぶことで後々後悔しなくても良い判断ができるようになります。

トータル的な費用を考えて購入する

自宅にサウナを設置すると、初期費用はもちろん維持費用もかかってきます。

そういったトータルコストをしっかりと把握しながら購入を計画しましょう。

また、飽きてしまった時や耐用年数と言われる10年を超えてサウナストーブを処分したくなった時など、撤去や入れ替えに関しても想定しておくと良いでしょう。

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