近年サウナが空前のブームとなっています。
数多くのサウナ店が開店し、テレビや雑誌などでも幅広く取り上げられています。
そんなサウナをご自宅でも楽しみたいという方が増えています。
家庭に設置できるサウナの中でも、比較的安易に設置ができ、本格的なサウナが楽しめるバレルサウナが注目を集めています。
デザイン性の高さも魅力の一つです。
設置にかかる費用相場は100〜150万円程度が目安です。
それ以外に使用する際に必要な電気代や薪代などがかかってきます。
設置後のランニングコストまで把握した上で、検討してみてはいかがでしょうか。
バレルサウナの購入・ご相談もsa!una(サ・ウーナ)で承っております!
関連記事:自宅サウナの設置に費用はいくらかかる?電気代などの維持費用も紹介
バレルサウナとは?
日本の温泉やスーパーなどにも欠かせないサウナですが、もともとフィンランドが発祥ということをご存じの方も多いのではないでしょうか。
バレルサウナはサウナ発祥の地であるフィンランド式のサウナです。
サウナは主に2種類
日本の銭湯や温泉に設置されているサウナは、「乾式サウナ」と呼ばれるサウナです。
湿度が低く、高温になるのが特徴で、息苦しさや熱気が苦手と感じている方も少なくありません。
一方でフィンランド式サウナと言われているのが「湿式サウナ」です。
サウナストーブで熱した石に水をかけ蒸気を発生させます。
そのため湿度が非常に高いのが特徴です。
温度は60〜80度程度で、「サウナが苦手と感じている」方にも親しみやすいサウナです。
バレルサウナはこの湿式サウナということになります。
サウナの効果
サウナは体を温めることで血液循環を促し、老廃物の排出や筋肉の強張りを和らげる効果があります。
また水風呂とサウナで温冷浴をすることで自律神経を整えることも可能です。
その他にも美肌効果・疲労回復などさまざまな効果があると考えられています。
一部の研究では、定期的なサウナ利用が心血管疾患のリスクを減らす可能性があるという報告もあるほど、高い健康効果が認められています。
なによりサウナの爽快感が多くの人を魅了していることは間違いありません。
大量の汗をかいてほどよい疲労感をもたらしてくれます。
バレルサウナの魅力
バレルサウナの”バレル”は樽の形を意味しています。
この形は熱を均等に伝えることができ、効果的にサウナ内を温めることができます。
またこじんまりとした作りのため、ロウリュの蒸気を感じやすいというメリットがあります。
バレルサウナは、木材で作られることが多く、ウェスタンレッドシダー・フィンランドの白樺・ヘムロックなど、熱に耐え、湿気を吸収しにくい種類の木材が一般的に使用されます。木材の香りを存分に感じることができ、森林浴をしているような高いリラックス効果が期待できます。
設置は比較的簡単ですが、ご自身の好みにあわせてセルフロウリュを楽しむことができる本格的なサウナです。
広い庭等のスペースさえ確保できれば、どこにでも設置できます。
サウナの健康効果に加えて、デザイン性の高さもバレルサウナの人気の一因です。
バレルサウナの設置費用|自宅や別荘に設置した場合
一般的なバレルサウナは費用相場は100万円〜150万円程度です。
ただし国産木材を使用したバレルサウナだと、200万円を超えることも少なくありません。
最も多く販売されているのが、エストニア産のバレルサウナで100万円以下で販売しているメーカーもあるようです。
忘れてはいけないのが設置費用です。
小さいものでも設置を依頼すると、30〜40万円ほど費用がかかるようです。
バレルサウナの組み立ては難しいものではありませんので、費用を節約したいのであればご自身で組み立てるのがおすすめです。
また、バレルサウナには温めるためのストーブが必要です。
購入するバレルサウナにストーブが含まれている場合と、別途購入が必要な場合がありますのでよく確認しましょう。
ストーブは電気式と薪を使用したものがあります。
電気ストーブの場合には配線を準備するなどの初期工事が必要となりますので、その費用も別途かかります。
性能や大きさにより、ストーブの価格は大きく幅があります。
電気ストーブは30〜60万円程度、
薪ストーブは20万円程度のものから販売されています。
バレルサウナの維持費|自宅や別荘に設置した場合
実際にバレルサウナを設置した場合、利用するのにはどの程度費用がかかるのでしょうか。
また長持ちさせるためのメンテナンスはどのようにしたらいいでしょうか。
電気式ストーブ
サウナをあたためるために電気を使用している場合には、当然ながら電気代がかかります。
200vで4.5kw程度の電力を使用すると考えると、基本料金にプラスして1時間あたり120円程度がかかる計算です。
薪ストーブ
薪ストーブの場合には、薪代がかかってきます。
1時間の利用でおよそ1〜2キロの薪が必要となります。
針葉樹・広葉樹など薪の種類によって、火の持ちも大きく違ってきます。
1時間あたり100〜150円程度かかると考えられますが、30分から1時間あれば十分な温度まで温めることができます。
メンテナンス・お手入れ
湿式のバレルサウナを使用するにあたって気をつけたいのが、カビや黒ずみです。
サウナ内部は湿気と汗で濡れやすいため、定期的に清掃することが重要です。
床やベンチ、壁を柔らかい布やスポンジを使って洗います。
またサウナ内部の適切な通気も非常に重要で、湿ったままにしておくと木材の劣化を早めてしまいます。
サウナの使用後は、ドアを開けて空気を循環させ、木材を十分に乾燥させましょう。
バレルサウナは一般的に屋外に設置されます。
雨、雪、直射日光などにさらされるため、バレルサウナへ適切なメンテナンスが必要です。
特に、木材の経年変化を防ぐために、木材の防水塗料を定期的に塗布することでバレルサウナの寿命を大きく伸ばすことが可能となります。
ただし、この塗料を内部の木材に塗ると体に有害な蒸気を発生する可能性があるため、注意してください。
ヒーターや電気系統についても定期的に点検することが必要です。
これらについては安全に使用するためにも、プロにお願いすることを検討してみるといいでしょう。
長く使用していればサウナストーンやストーブの買い替えなども必要になってきます。
メンテナンスにかかる費用も、維持費としてあらかじめ準備しておきましょう。
まとめ
バレルサウナの費用は下記の通りです。
- 設置に100〜200万円
- 電気ストーブを使用した場合のランニングコストは1時間あたり120円程度
- 薪ストーブを使用した場合のランニングコストは1時間あたり100〜150円程度
- 別途メンテナンス費用がかかる
この記事ではバレルサウナの費用を中心に解説しました。
設置にはある程度の費用がかかるバレルサウナですが、維持費としては安いと感じた方も少なくないのではないでしょうか。
好きな時間にいつでも利用でき、仲間と一緒に、あるいは一人でゆっくり楽しむことができます。
ご自宅であればそのままお休みになることも可能なので、健康な生活を送りたいという方や定期的にサウナに通っている方にとっては十分検討の余地があるのではないでしょうか。