自宅にサウナを設置する人が増え、できれば我が家にも・・・と思っている人も多いのですが「メンテナンスが大変そう」と諦めてしまうケースも。

バレルサウナを長持ちさせるのに、メンテナンスはとても重要ですがポイントを抑えれば手間もそんなにかかりません。

今回は、バレルサウナのメンテナンス方法について解説していきます。

バレルサウナを長持ちさせるためにメンテナンスをしましょう

サウナに限らず、どんなものでも長持ちさせるためには『メンテナンス』は必ず必要です。

大切に使うということが最も長持ちさせる秘訣です。

特に、バレルサウナはすごく安い買い物というわけでもありませんし、一度設置すると簡単に撤去できるものでもないためメンテナンスはかなり重要となってきます。

メンテナンスを特に意識してほしいのは、下記のポイントです。

  • カビ対策
  • 木材の乾燥対策(割れやヒビ)
  • 電気ストーブやサウナストーン
  • 薪ストーブに残る灰や煙突のスス

カビ対策

サウナは高温多湿な上に、木材に肌が直接拭触れることで皮脂などカビの栄養となってしまうものが残ってしまいます。

カビ対策としては、サウナ利用後にバレルサウナ内の水分を軽くふき取っておくなどしてカビの原因となるものを取り除いておきましょう。

木材の乾燥対策(割れやヒビ)

継続的に使用される場合は、乾燥に対してはあまり注意しなくてもよいのですが長期間使用しない場合などは乾燥による木材の乾燥対策は行っておくと良いでしょう。

久々に使ったら木材に亀裂が入っていて、そこから冷たい風が入ってくるなどするとサウナの温度が上がらない原因となってしまいます。

電気ストーブやサウナストーン

ロウリュを行う際に、電気ストーブの場合はサウナストーン以外に水をかけてしまうと故障の原因となります。

サウナストーン以外に水がかかっていないか、サウナストーンに割れがないか?など使用後にはチェックしておきましょう。

薪ストーブに残る灰や煙突のスス

薪ストーブは、薪を使用するために灰や煙突にススなどがどうしても残ります。

特に煙突のススは、定期的に行っておかないと安全面にも良くないですね。

バレルサウナを利用した後のメンテナンス

バレルサウナを利用した後は、以下のような流れでメンテナンスを行っていただくのがおすすめです。

  1. サウナ室内の水分をふき取る
  2. ストーブの余熱でサウナ室内を乾燥させる
  3. 扉を開けて換気する

サウナ室内の水分をふき取る

サウナの入浴が終わったら、まずは壁についた水分を軽くふき取っておきましょう。

木材の劣化の大きな原因は、湿度ですからまずは表面の水分をふき取っておくことが重要です。

この際に、サウナ室内で使用したロウリュ用の水やマット・タオルなどは外に出しておいてくださいね。

ストーブの余熱でサウナ室内を乾燥させる

サウナストーンも使用していると、ストーブはすぐに温度が下がらないのでその余熱を利用してサウナ室内を乾燥させてください。

といっても特に何かをすることでもないので、壁の水分を拭き取ったらそのままサウナ外に出て問題はありません。

扉を開けて換気する

余熱で乾燥が終わったら、扉を開けてこもった熱を外に出して換気してください。

しっかりと乾燥できていれば、扉を閉めて大丈夫です。

定期的に実施したいバレルサウナのメンテナンス

使用ごとに、上記のようなメンテナンスを行っていればトラブルなどは起こりにくいのですが日常のお手入れに加えて定期的なメンテナンス行っておくとより長く使用できますので、おすすめです。

  1. 1~2カ月に1回程度サウナ室内を中性洗剤を使って拭く※薄めたもの
  2. 壁や天井、床に亀裂がないか確認
  3. サウナ用ストーブに故障がないか確認
  4. サウナストーンに割れがないか確認

1~2カ月に1回程度サウナ室内を中性洗剤を使って拭く

薄めた中性洗剤で、サウナ室内を拭くことで床や壁についた皮脂をとることができます。

皮脂は、カビの原因になるので1~2カ月に1度の頻度で良いので拭き取っておくとカビが発生しにくくなります。

壁や天井、床に亀裂がないか確認

中性洗剤で、壁などを拭く際に亀裂や隙間がないかチェックしておくと良いでしょう。

隙間があれば、サウナ室温が上がりにくくなり亀裂は劣化の原因となります。

サウナ用ストーブに故障がないか確認

サウナストーブは、高い熱を発生させますので定期的に異変がないか確認しておくと良いでしょう。

異常を感じたら、素早く対処することで安全に使用することができます。

サウナストーンに割れがないか確認

サウナストーンは、熱した後に水をかけるという急激な温度変化を浴びるために丈夫とはいえ割れてしまうこともあります。

割れたサウナストーンは危険ですので、取り除いて処分してください。

バレルサウナを長期間使用していない場合のメンテナンス方法

もし休暇の際しか使わないとか、転勤になったため長期使用しないなどの場合が出てきた時は、下記のようなメンテナンスを行うのがおすすめです。

  1. 定期的に換気・乾燥させる(特に雨の多い時期)
  2. 冬は乾燥しすぎないようにする(室内に水を置くなど)
  3. 雨用のカバーなどをつける

定期的に換気・乾燥させる

特に雨の多い季節は、定期的にドアを開けて風を通し換気しておきましょう。

バレルサウナは木材でできていますから、どうしても湿度は天敵です。

雨の多い時期は、特に注意して換気と乾燥を行ってください。

冬は乾燥しすぎないようにする

逆に、冬は乾燥しすぎに注意しないと木材が割れてしまったりそってしまうなどの変化が起こってしまう可能性があるので、サウナ室内にバケツに水を入れたものを置いておくなどして乾燥しすぎないようにしましょう。

雨用のカバーなどをつける

雨が多い山の中などに設置の場合は、雨用のカバーをかけておくのも良いでしょう。

ただ、長い間そのままにしすぎると隙間から雨が入りこんでしまうことも想定されますので、雨があまり降らない時期は取り外すなど長期間はカバーをかけたままにしないようにしてください。

バレルサウナのメンテナンスに用意しておきたいグッズ

ここまで、バレルサウナのメンテナンスについて解説してきましたが、メンテナンスの際に用意しておくと良いグッズを紹介します。

  • 乾拭き用のタオル
  • 中性洗剤
  • 木材の表面を保護するオイルなど
  • 煙突用ブラシ・灰処分用道具※薪ストーブの場合

特に、からぶき用のタオルはサウナ入浴時に常に用意しておくと良いですね。

大切にメンテナンスすることで、愛着がわきより大切に長く使うことができます。

あなたのバレルサウナを、丁寧に可愛がってあげてくださいね。