サウナが流行っていることで、自宅に設置されたり施設にも増えているバレルサウナ。
このバレルサウナがなぜ人気なのか?それは、非常に熱効率が良い構造になっているので通常のサウナよりも温度が上がりやすく冷めにくく熱が無駄にならないからです。
そんなバレルサウナの温度上げるコツや、調整について見ていきましょう。
バレルサウナの温度をあげるためのポイント
まずは、バレルサウナの温度をあげるためのポイントを解説していきます。
- 屋根材・カバーリングをつける
- ストーブは薪ストーブがおすすめ
- 湿度や風速をあげる
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
屋根材・カバーリングをつける
温かい空気は、上に上がると言うのはよく知られていますよね。
バレルサウナは円形ですが、それでも温められた空気は天井に集まるのはどうしても避けられません。
サウナの外がとても寒い場所ですと、天井近くに集まった温かい空気も冷やされてしまうこととなります。
屋根材やカバーリングをつけることで、屋根が冷たくなることを防ぎ天井近くに集まった暖かい空気を冷めにくくしてくれます。
サウーナでは屋根材の設置は、雪が30cm以上積もる地域では必須とさせていただいております。
ストーブは薪ストーブがおすすめ
高い温度のサウナを求める場合は、薪ストーブのほうがそもそもの熱を発生させるパワーが違います。
ストーブの出力が大きいと、それだけ熱を発生させてくれるパワーが違うので出力の大きいものを選ぶと良いでしょう。
サウーナで取り扱っているストーブの出力は、電気ストーブですと2.7kw~7.4kwなのに対し薪ストーブは16.5kwほどあります。
湿度や風速をあげる
実際の温度は高くなくても、湿度が高いと体感温度は上昇します。
サウナストーンを利用して、ロウリュを行い湿度を上げるとサウナ内の温度が上がったと感じることができる上に美肌効果もあるので非常におすすめです。
水ではなく、アロマ水を使用すればリラックス効果も高まりますよ。
ロウリュで発生した水蒸気を、人に向けてあおげば熱をダイレクトに感じることができ発汗作用が高まります。
バレルサウナは何度まで温度があがる?
バレルサウナは、実際はどれくらいの温度まで上げることができるのでしょうか?
他のサウナと比較して、どれくらいの温度まで上がるのかを見ていきましょう。
100°C〜 | 高温サウナ |
70°C〜100°C | バレルサウナ※ロウリュなし |
70°C〜90°C | バレルサウナ※ロウリュあり |
65°C〜70°C | 遠赤外線サウナ |
40°C〜60°C | スチームサウナ/ミストサウナ |
サウナ本体は、これだけの温度に耐えられるようにできています。
一番高い温度にまで上昇させるには、ストーブの能力によるものが大きいですね。
サウナの室内のサイズにも変わってくるのですが、高い温度(90度くらい)まで上昇させるのに想定される時間はストーブによって以下のように差があります。
- 薪ストーブ・・・40分
- 電気ストーブ・・・50分
サウナ本体のサイズや、外気温(季節)など条件によって差がありますが目安時間はこのくらいとなります。
バレルサウナの温度を調整するポイント
バレルサウナの温度を調整するポイントについて、見ていきましょう。
薪ストーブの場合
薪ストーブの場合は、燃やす薪の量で温度を調節することとなります。
夏は5~6キロほどで1時間利用できる目安となりますが、冬は9~10キロほど使用が目安となります。
温度計をよく確認しながら、15分程度で薪を追加するのが良いでしょう。
電気ストーブの場合
電気ストーブの場合は、温度を調整するスイッチがついていることがほとんどです。
温度計を確認しながら、調整を行いましょう。
ストーブによっては、遠隔で操作できるコントローラーもついていることもあり調整が薪ストーブに比べると楽ですね。
温度が上がらない場合のチェックポイント
バレルサウナで温度が上がらない際は、どこかに原因があるのでそういった場合にチェックしてほしいポイントを見ていきましょう。
- 屋根から熱が逃げていないか?
- 湿度は上がっているか?
- 壁に隙間がないか?
- ストーブの出力を確認する
屋根から熱が逃げていないか?
上記でも述べてきたように、温められた空気は上に上がるため屋根から熱が逃げてしまうことがあります。
屋根材を使用していない場合、屋根から熱が逃げてしまっている可能性があります。
湿度は上がっているか?
温度は上がっていても、湿度が低いと体感温度が低いと感じる場合があります。
温度は高いのに、湿度が低くサウナがぬるく感じてしまうという場合はサウナストーンなどを導入してロウリュを行うのがおすすめです。
壁に隙間がないか?
バレルサウナは、釘やネジなどを使わずに組み立てられることがほとんどですので施工の際に隙間ができてしまうことも想定されます。
サウーナの施工では、そういった事例は報告されていませんがDIYで作業される場合はこういったことも考えられますね。
ストーブの出力を確認する
上記の可能性を確認しても、温度が上がらない原因がわからないという場合はストーブに原因があると考えられます。
サウナの室内サイズに対し、ストーブの出力が見合っていない可能性がありますね。
一般的に、ストーブの出力はサウナ室の㎥数に合わせると良いとされています。
サウーナですと、希望されるバレルサウナのサイズに合ったストーブをご提案可能です。
バレルサウナの温度に関するQ&A
バレルサウナの温度に関するよくある質問を見ていきましょう。
Q・バレルサウナが温まるまでの時間はどのくらい?
ストーブの出力や、バレルサウナのサイズや季節など様々な条件によって時間は変動しますがおよその目安は以下のような時間です。
- 薪ストーブ・・・40分
- 電気ストーブ・・・50分
90度程度に上がるまで、上記のような時間がかかりますので準備から入浴までの時間の計算を行う必要がありますね。
Q・バレルサウナは温度が100度を超えても大丈夫なの?
100度を超えても大丈夫な構造と強度にはなっていますが、100度を超えるドライサウナはサウナ依存症の原因となったり健康上あまりおすすめできません。
体と心の健康を維持するのがサウナですので、健康的な入浴をしていただければと思います。
ロウリュで湿度を上げ、発汗させるのがおすすめです。